同期の降谷くん

12話 ページ12

『降谷さんの潜入先にですか？』


風「ああ、前に感の鋭い小学生がいると話しただろ？」


勘のいい小学生…


『あぁ。確か、事件が起こるところに大体いるんでしたっけ？あと、風見さんも盗聴器つけられたって言ってましたね』


風「そうだ。それでAも接点を作れば情報が入りやすくなるだろう？」


『それって私が公安だってことはバレない方がいいんですよね』


風「そうだな」


これまためんどくさい


『じゃあ早速行ってきますね』


風「くれぐれもボロ出すんじゃないぞ」


『了解です』


まだお昼の時間帯、スーツで行くのはおかしいか…


適当に女性らしい服。白のニットに桃色のフレアスカートを着る


『よし、行こう』


確か「ポアロ」って名前の場所だよね


ポアロ…エルキュール・ポアロから取ってるのかな？


アガサ・クリスティの作品の一つに出てくる登場人物


オーナーさんも推理小説が好きなのかな？


一応今から行くとだけメールを送る


帰ってきてはいないが見ているはずだ


降谷の潜入での設定は確か…


安室透。29歳アルバイター兼毛利小五郎の弟子、私立探偵でよかったのよね？


『ま、なんとかなるでしょ』

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