同期の諸伏くん

34話 ページ33

リュックからノートパソコンを出して繋げる


この為だけに最新でなおかつ全てのデータが入るように大容量タイプとその分のUSBを買ってきた


繋げてパスワードを解いていく


パッと画面が明るくなってデータが示される


そのデータを直ぐにパソコンに移す


コ「はっや…」


『私にかかればチョロいもんよ』


『新一くん、隠れて！』


その言葉に新一くんは近くの柱の裏にかくれた


「そのノートパソコンを置いて行け」


『あなたは…ジン』


生憎、赤井さんは先程見つけた幹部を捉えるために行った


正直この男に勝てる気はしない


窓がひとつ。飛び降りる前に撃たれるだろうし、それに新一くんを残していく訳には行かない


隙さえ作ることが出来れば…


ジ「そのリュックを置け…」


ジンは銃口をこちらに向けた


『…嫌よ』


ジ「なら、死ね」


柱に当たらないように避けていく


あれ、思ってたよりも避けれる


もしかして、零と同じ感じ？


インカムから《ジン以外捕獲完了》


と聞こえた


私がしゃがみこんだ時


窓ガラスが割れてジンの拳銃が飛んだ


そのタイミングでサッカーボールが見事ジンにあたり倒れるのを逃さずに技をかけて固める


零「A！…は無事みたいだな」


組織の壊滅が出来てその建物から出れば景光が飛びついてきた

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