レモン色 (ページ1)

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「ねえ、名前、今日友達とお泊まりするから家くる」

「北斗、友達いるんだ」

「ねえ、俺の事舐めてる？」

私と朝からおしゃべりしているこちら

松村北斗。

私のお兄ちゃん、

兄妹揃って人見知りだからお互い友達は少ない。

けど、北斗は私よりもほんっっとに口数が少なくて

救いようのない陰キャ、、私の方がまだマシ(だと思ってる)

そんな北斗が友達を連れてくるなんて、赤飯炊いた方がいい？

「お前赤飯炊くとか言うなよ」

「うわ。」

「なんで分かったんだよ。って顔すんなよ」

訳があって父母がいない私たちはお互い支えあってきたから

よく考えてることを見透かさられる、、、

そこらの兄妹よりは私たちが仲良い(自論)

本当は同じ大学に行きたかったけど、

どうしても北斗の頭に私は追いつけなくて断念した

そんなこんなで今日1日始まった。

︎︎ ︎︎