野郎組の恋する少女

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……欲しい、けどさ、





まぁ、欲しいというよりかは

七瀬と付き合いたい、の方が正しいのかな、？









結局昨夜は、

好きの気持ちを明確にできて
付き合いたい、と思える段階まで踏み込めたけど

でもやっぱり、告白する決意まで至らず。



モヤモヤした気持ちのまま
私は、自分の部屋に戻った









よりによって

今日は、朝練休みだし、
まだ七瀬は来ていないみたいだし。








まぁ、この気持ちのまま
七瀬とふたりっきりになっても

この片想いを拗らせるだけだったかもしれないし
むしろ良かったのかもしれないけど…









大地「は？！お前好きな人いんのかよ？！！」


「へ、？！」






ぼーっとしながら、
今日も男だらけの教室に入り

ドッ、と音を立て
自分の席にカバンを置くと






大地「おい！抜けがけかよ！」









なんて。

一条に、ガシッと両肩を掴まれた









なんで、そんなこと……？





私、好きな人の話だなんて
翼以外 誰にも＿＿＿＿＿＿＿＿








「あやつ、、！！」







翼だ、



絶対翼しかいない、！






ほら、だって今彼の方を見てみたら、
ニヤって笑ってグーサインしてきたもん。




……帰ったら、翼の漫画全部燃やしてしまおう





とか、


そんなことも考えている暇はなくて、。。








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