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彼を



無理矢理、

部室の隣に昨年、運動部用に新しく作られた
保健室(仮)みたいなところまで連れてきた私









そして、

少し高い位置に置いてある
救急箱を背伸びをしながらとって

ベットに座る七瀬の隣へ座る









…ふたりきり、だよね、今。。







無駄に距離も近いから

胸がバクバクして
なんか、おかしな気分になってるけど、









とりあえず、
七瀬の腕の赤いところを冷やして

擦り傷になってしまったところは
1度消毒をして、その上に絆創膏を貼る








でも、

その姿はあまりにも痛々しくて

さっきまでの呑気な気持ちは
どこかに飛んで行ってしまった









「七瀬、」


誠「ん?」


「本当にごめんね、」









私の不注意で
七瀬が痛い目にあっちゃって。。、









誠「大丈夫だよ」


誠「栗原に怪我がなくて、本当に良かった」









けれど、
七瀬は下を向く私の顔を心配そうに覗いて、


目が合えば、
優しい眼差しを向けてくるんだ









「でも、七瀬が、!」


誠「俺の事はいいの」








よっ、と。

彼が私の方へ1度座り直すと







誠「栗原は女の子なんだから」

誠「ね?」







七瀬は、
首を少し傾けて

小さい子を宥めるように、
でもどこか甘い顔をする









「うん、」


「ありがとう…」







もう、

七瀬が好きすぎて、辛いよ、




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まー(プロフ) - あんずさんの描写がほんとに好きで毎回キュンキュンさせられました!素敵なお話でした!! (2019年9月1日 7時) (レス) id: b5240094ea (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ - ほんとにやばくてキュンキュンどころかギュンギュンしてます笑最後の七瀬がもうかっこよすぎて頭抱えます笑あんずさん毎回天才すぎます! (2019年9月1日 2時) (レス) id: 004c126250 (このIDを非表示/違反報告)
冷麦(プロフ) - 毎回更新見てふるえていました…本当に唯一無二の紅一点もので楽しかったです!素敵なお話をありがとうございました! (2019年9月1日 1時) (レス) id: 5b6161b271 (このIDを非表示/違反報告)
つぐみ(プロフ) - 続きほしいです!! (2019年9月1日 1時) (レス) id: bf17d816d6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ゆうりさん» ありがとうございます!今夜完結する予定ですので、ぜひお読み下されば幸いです!ありがとうございます!頑張りますね!! (2019年8月31日 19時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんず | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akko010716&scr=novel/321576798...  
作成日時:2019年7月21日 21時

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