デブスが審神者になりました。 (ページ10)

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デブスとしせんページ10

チュン

小鳥のさえずり。

ホーホケキョ

鶯の鳴き声。

ひらり

桜の花が散り、舞う。

綺麗な場所だ。

縁側でそんなことを思っていると、
こんのすけが慌てたように走ってくる。

こんのすけ「誠様！大変です！
遡行軍が暴れているとの情報が入りました！
早速ですが、退治しに行きましょう！」

なんだか不安だが、そうゆう契約なのだ。
しょうがないか、と思い、山姥切さんを
呼びに行く。

山姥切さんは今、大広間にいる。
本丸探索の時に、何故だか
そこに居たいと言われたので、
1人、本丸を周っていたのだ。

大広間につく。

いた。

誠「山姥切様」

山姥切「…なんだ？」

誠「出陣です。一振りですが」

山姥切「…構わん」

誠「…わかりました。準備は」

山姥切「出来ている」

誠「…それでは、此方へ」

すっ、と背中を向ける。
少し刺すような山姥切さんの視線。
一瞬見えた瞳は、少し冷たくて。

何故だか、

自分にも向いているような気がした。