ヒーロー？死んでもなりたくねぇ!! (ページ3)

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2話命令ページ3

ガチャ

レルム「ボス～？入るよ～？」

重厚感溢れるドアを開けばムスッとした顔の我がボス、ザンザスが豪華な椅子に座っている

ザン「……レルムか」

血の様な赤色の瞳は怖い……が、何とも言えぬ美しさがある

レルム「そっ、用事って？」

ザン「……てめぇ、確か『個性』を持ってんだったな？」

レルム「……それが？どうかした？」

『個性』

それは世界総人口の約8割が持っている超常能力

因みにヴァリアーで個性を持っている幹部は俺だけ……新しく入って来た下っ端には持っている奴は数人いるみたいだけど……上手く使いこなせない奴ばかりだ

ヴァリアーに限らずマフィアの連中は個性を持たない人間が多い

『個性』を持つ人間の殆どは表社会で脚光を浴びたがる奴が多い為だろう

ザン「……」ﾊﾞｻｯ

机に乱雑に置かれた紙

それの表紙には『雄英高校入学案内』と書かれている

ザン「……雄英高校に入れ、3ヶ月後だ」

レルム「……はっ？」