30話 分かっている……だけど…… ページ33
陸「もう良いですか?妹が待ってるんで」プイッ
俺がそう言うと、目暮警部はあからさまに動揺した
妹の話題を出すのは間違いだと分かっている
だけど……俺はどうしてもココから早く立ち去りたかった
目暮「………本当に申し訳無い」
後ろを振り返り、去っていく俺と影の背中に向かって呟かれたその言葉
目暮警部は良い人だ
俺達の事情を知っていて、警視庁に入れてくれる様に頼んでくれた
警視庁は、俺達を元々あった課に入れるのではなく、新たな部署を作りそこにいれた……
自分から他人と関わる事が出来ない影にとっても、体力の無い俺にとっても幽霊課の存在はありがたい
だけど……それでも……意味が無いんだよ
妹が……美月が生きてなければ……
影『陸?しんどくなったのか?(´・ω・`)』
陸「平気だよ……帰るぞ、影」プイッ
影『あ、あぁ……(・ω・)』
夏特有の日差しがキツい
空はどこまでも青かった
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タンゴ(プロフ) - あみゅれあさん» 閲覧&コメントありがとうございます!!気まぐれ更新となりますがこれからもよろしくお願い致します!! (2017年7月10日 3時) (レス) id: 9b37aaf70f (このIDを非表示/違反報告)
あみゅれあ - 面白いです!更新頑張ってください! (2017年7月9日 22時) (レス) id: 1928b1e146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンゴ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年3月24日 21時