16話 物騒な訪問者 ページ19
陸「あ〜……疲れた」グッタリ
夕方に小さな訪問者が帰った後、俺は再びパソコンに向かっていた
気がつけば深夜、草木も眠る丑三つ時
因みに影の方は夕方頃に連絡があり今夜は家に帰るそうだ
陸「ここもちゃんとアイツの家なのになぁ」ハァー
深くため息を吐きながら椅子の背凭れに身体を預ける
陸「……それで、こんな夜中、月闇探偵事務所に何の用事ですかね?ジンさん?」
ガチャリ、と頭に冷たい何かが当てられる
言わずもがな、それは拳銃……
俺は怯む事無く椅子ごと回転して後ろに居たジンと向き合った
ジン「今日こそ組織に入れ」
陸「何度も言うけどさぁ、俺はただ単に警察が嫌いなだけで犯罪を肯定してる訳じゃねぇの」
氷の様に冷ややかな切れ長の瞳に長い銀髪
もう少し穏やかになりゃあモテるだろうに……勿体ない野郎だ
陸「それに俺みたいな奴が組織に入っても無駄じゃね?体力無いし……言っとくけど影には手ぇ出さすなよ?」ジロッ
ジン「お前のその頭脳が組織に必要だ、最近穴が空いたばかりだしな」
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タンゴ(プロフ) - あみゅれあさん» 閲覧&コメントありがとうございます!!気まぐれ更新となりますがこれからもよろしくお願い致します!! (2017年7月10日 3時) (レス) id: 9b37aaf70f (このIDを非表示/違反報告)
あみゅれあ - 面白いです!更新頑張ってください! (2017年7月9日 22時) (レス) id: 1928b1e146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンゴ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年3月24日 21時