検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:50,181 hit

163話 呼び出し〜398番&NOside〜 ページ37

397番「……なんなんだろ〜な?」ノビー

398番「お前、何かしたのか?」

397番「いや、先生には何も?他の奴には沢山イタズラしたけど」

398番「いや、ダメだろ……」

397番「でも本当に覚えねぇな〜、なんだろ?」

398番「お前の事だし、注意とかだろ」

397番「そうかも……あっ、そうだ398番にコレやるよ」

398番「唐突だな?なんだこれ?」

パラリと渡された丸まっていた紙を開く

そこには綺麗な海の絵が描いてあった

398番「……お前」

397番「へへっ、どうだ?これならいつでも見れるだろ?」

398番「……上手いな、本物みたいだ」

397番「俺、絵を描くの得意なんだ。今度はお前の似顔絵を描いてやるよ」

398番「あぁ、楽しみにしてるよ」フッ

397番「んじゃ、ちょっくら行ってくるよ」

398番「行ってら」

397番「おう!!」ニカッ

この時の俺は知らなかった

その約束が果たせなくなるなんて…

〜〜〜〜〜

〜NOside〜

コンコン

先生「……入りなさい」

ガチャ

397番「は〜い、先生どったの?」

薄暗い研究室の真ん中には先生と呼ばれた男が無表情で座っている

先生「……最近、398番の任務の時間が延びている……心当たりはないか?」

397番「……さぁ?まだ慣れて無いだけじゃ?」

先生「それは無い。もし、それが本当ならアレは既に死んでいる」

無言のまま睨み合う二人

ピリピリした空気が流れる

先生「……まぁ良い、どのみち今日で終わるからな」ハァー

397番「終わるってなんだよ?398番を殺すのか?」

先生「……」カチャ

先生は397番の問いに答えず、無言で拳銃を手に取った

397番「止めた方が良いんじゃねぇか?398番は組織の上位にいる……只でさえ人手が足りねぇって言ってたのに、使える人間を殺すなんて」

先生「殺さないさ、398番はな」

397番「……えっ?」

パァン!!!!

銃声が鳴り響く

397番「あ"っ……ぐっ……」ポタ…ポタ…

先生「死ぬのはお前だ、397番」ニヤリ

164話 親友の最期〜398番side〜→←162話 近づく終わり〜398番side〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

タンゴ(プロフ) - クロッキーさん» コメントありがとうございます!!勿体ない御言葉、ありがとうございます!! (2019年3月30日 16時) (レス) id: 9b37aaf70f (このIDを非表示/違反報告)
クロッキー(プロフ) - え、待って?神作!(語彙)夢主くんがかわいいッコナンくんが夢主くんを助けようとする所に心を打たれる!なんで、こんな神作早く出会わなかったんだ!馬鹿だろ!自分!← (2019年3月26日 11時) (レス) id: 6bff0860fb (このIDを非表示/違反報告)
タンゴ(プロフ) - 海渡さん» 閲覧&コメント、ありがとうございます!!有り難いお言葉、感謝申し上げます!! (2018年1月24日 9時) (レス) id: 9b37aaf70f (このIDを非表示/違反報告)
海渡(プロフ) - 天才です。 (2018年1月23日 22時) (レス) id: db6ec6fbca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:タンゴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年4月12日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。