139話 センジョウさん〜コナンside〜 ページ13
体感時間で数時間……朔夜は10歳になっていた
あの場所に朔夜が連れられて早くも5年が経ったらしい
朔夜は元から頭が良かった様で要領も良く、訪れる客からの人気も上場だった
ただ……どこの場所も同じ、上に立つ人を妬む人がいる様で……
言わずもがな、朔夜もその妬みの対象になっていた
同じ頃、ある男が朔夜の元を頻繁に訪れる様になっていた
明るめの茶髪に銀縁の眼鏡
どことなく沖矢 昴さんに似ている様な……そうで無いような人
スタル「……いらっしゃいませ、センジョウさん……お久しぶりです」
淡々とした口調でセンジョウと呼ばれた男を部屋へと案内する朔夜
男はただ、何をするでもなく穏やかに談笑をして帰る
他の人とは違う
朔夜にとってもそれは有り難いのだろうが……俺にはどうしても怪しく見える
センジョウ「外に、出ないか?ずっと籠にいるのも退屈だろうに」
スタル「無理ですよ……ここの道具は、勝手に外に出るなんて」
銚子にお酒を注ぎながら朔夜は答える
センジョウ「それは『出たい』と願ってる訳だね?」
スタル「えぇ、内緒ですが」
センジョウ「そうか」
男はグイッと器に入れられたお酒を飲み干すと席を立った
スタル「もう、お帰りで?」
センジョウ「あぁ……明後日、身体を開けておいてくれ」
スタル「……お待ちしてます」
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タンゴ(プロフ) - クロッキーさん» コメントありがとうございます!!勿体ない御言葉、ありがとうございます!! (2019年3月30日 16時) (レス) id: 9b37aaf70f (このIDを非表示/違反報告)
クロッキー(プロフ) - え、待って?神作!(語彙)夢主くんがかわいいッコナンくんが夢主くんを助けようとする所に心を打たれる!なんで、こんな神作早く出会わなかったんだ!馬鹿だろ!自分!← (2019年3月26日 11時) (レス) id: 6bff0860fb (このIDを非表示/違反報告)
タンゴ(プロフ) - 海渡さん» 閲覧&コメント、ありがとうございます!!有り難いお言葉、感謝申し上げます!! (2018年1月24日 9時) (レス) id: 9b37aaf70f (このIDを非表示/違反報告)
海渡(プロフ) - 天才です。 (2018年1月23日 22時) (レス) id: db6ec6fbca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンゴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年4月12日 18時