【カゲプロ】×【コナン】〜相反する世界のお話〜

35話 好きじゃないけど嫌いじゃない ページ36

神風「冴えるさ〜ん」

クロハ「……」

神風「真っ黒クロスケ〜」

クロハ「……」

神風「……ジュードチューニビョーカンジャー!!」

クロハ「誰が厨二病だ、誰が」ｲﾗｯ

神風「ひま〜、相手して〜？」

クロハ「帰れよ、酷く小さな我が主の元へ」

神風「アリスは冴えるさんの主であって、俺の主じゃないし」

クロハ「だったら尚更俺の所に来るなよ。敵同士の自覚あるか？」

神風「冴えるさんは敵じゃ無いよ」

クロハ「じゃあなんだ？メカクシ団へはスパイごっこか」

神風「違う。皆は大切な友達で仲間……」

クロハ「だったら矛盾するだろが」

神風「そうだね……でも、俺は冴えるさんの事、好きじゃないけど嫌いになれない」

クロハ「アホらし」

神風「……帰る」

クロハ「もう来るなよ」ﾋﾗﾋﾗ

夜の町、見慣れたネオンを突き進む

神風「……だってさ」

だって……本当に分からないもん

冴えるさんの気持ちも分かるし、皆の気持ちも分かる……

中間地点に立っている自分は……なぜ存在するのだろうか？

考えれば考えるほど、答えが分からない

赤ジャージなら、知ってるのかな？

それとも……メガネ君なら……

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