【カゲプロ】×【コナン】〜相反する世界のお話〜

20話 『不老』の少年の話 ページ21

神風「少年は不老だった、長い、長い時間を人の目から隠れて生きていた……」

何年？何十年？そんな事は忘れてしまう位の長い時間

神風「だけどね、噂を聞き付けた研究員達が少年を捕らえて、実験台にしたんだ」

歩美「え〜!!何で!!?」

元太「ひでーな!!」

灰原「何も感じる事が出来ない身体に加え、不老不死なんだから研究員にとっては格好の実験台でしょうね」

神風「そうだろうね……だけど、一つ訂正させてくれるかな？」

灰原「なに？」

神風「少年は確かに『不老』だった……だけど『不死』では無かったんだよ」

光彦「じゃ、じゃあその人は……まさか」

神風「うん、死んじゃったんだ。実験による副作用やら何やらでね……詳しい死因は不明だけど」

歩美「酷い……」

神風「ありがとう……少年は死ぬ間際に願った『他の子供が羨ましい』と……」

あの日……願ったのは自分だ

神風「そしたら、黒い『何か』が現れて少年を飲み込んだ……その後は分からない、気づけば少年は生きていた。『化け物』に生まれ変わったんだ」

21話 光らせる→←19話 不思議な話と言う名の昔話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す