【カゲプロ】×【コナン】〜相反する世界のお話〜

10話 違和感〜コナンside〜 ページ11

先程の怯えた顔とは真逆と言える様な人の良い笑顔を浮かべる男

神風「えっと……？」

自然な振る舞いにさっきの表情は自分の見間違いか？と思ってしまうが……どうも何か引っ掛かる

まぁ、その『何か』は分からないのだが……とにかくこの男はどこか怪しい……

コナン「お兄さん、熱射病で倒れたんだよ？具合はもう大丈夫？」

神風「えっ……あぁ、うん……大丈夫だよ」

コナン「そっか!!僕、江戸川コナン!!お兄さん名前は？」

神風「えっと…………か、カミカ…ゼ？」

長目の沈黙の後、何故か疑問系で名乗られたが……果たして本名なのか？

コナン「そっかぁ、カミカゼさん下の名前は？」

神風「だ、だめ……」

コナン「どうして？もしかして……何か言えない理由でもあるの？」ｼﾞｯ

神風「だ…だって……」

困った様に目尻を下げた姿は少し幼く、もしかして自分より年下なのか？と感じた

だが、このカミカゼと名乗る男が発した言葉に、俺は思わず固まってしまった

神風「だって……知らない人に名前を教えちゃダメだから……」

コナン「…………はっ？」

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