7話 聞こえた単語〜灰原side〜 ページ8
光彦「今日も少年探偵団は大活躍でしたね〜」
歩美「そうだね〜!!」
元太「また有名になっちまったな!!」
コナン「ったく、アイツらは……」ﾊｧｰ
灰原「……」ﾌｯ
今日もいつも通りの一日
学校に通い、博士の家で彼らと話、外で遊ぶ
……まぁ、どこぞの探偵さんのせいで事件に巻き込まれるのは非日常に間違い無いのだけれども……慣れたらどうって事の無い普通の日常
今も事件を解決して、博士の家に戻る途中……
普通の道、普通の会話……全てが普通
だからかしら？……あの声がハッキリ聞こえたのは……
朔夜「……シェリー」ﾎﾟｿｯ
灰原「……ｯ!!?」ﾋﾞｸｯ
一瞬……ホンの一瞬だけ……
ただ、普通にすれ違った少年の声……
他の人には聞こえて無い……小さな呟き
聞き間違いじゃない……確かにあの少年は『シェリー』と言った
私の隣で……
『シェリー』
私を見てそう言ったのならあの少年は組織の人間……
コナン「お……ら……」
彼らの特徴の一つである黒い服を少年も着ている
なら……どうして？
コナン「……ら……ばら」
あの組織には子供は居なかったはず……
だとすれば、あの少年は私達と同じ薬を飲んで……
コナン「おい、灰原!!」
灰原「えっ!!?……な、何？」
コナン「オメー、どうしたんだよ？顔色悪いぞ？」
灰原「べ、別に……何でも無いわよ」ﾌﾟｲｯ
もし……あの少年が組織の人間だったら……
彼を巻き込む訳にはいかない……
私はさっきの出来事を彼に黙っておく事にした
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作者名：タンゴ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2017年1月9日 15時
