40話 お迎え〜コナンside〜 ページ42
そう言うとキッドは煙に紛れて消えた
パンドラでは無かったのか(その前にいつの間に盗ったのか……)窓辺には宝石が置いてある
〜〜〜〜〜
烈「……朔夜!!」ﾀｯ!!
キッドが消えてから数時間後、朔夜の親である烈さんが鈴木邸に朔夜を迎えに来た
朔夜「……」ｽﾔｽﾔ
朔夜はグッスリと眠ってる為、蘭が朔夜の携帯で烈さんと話、迎えに来て貰っている
烈「すみません……朔夜がお世話になって」
蘭「いえ……こちらこそ朔夜君の携帯を勝手に見てごめんなさい」
烈「仕方ありませんよ。寧ろ連絡して下さりありがとうございます」
穏やかに笑いながら会話をする烈さん……
コナン(本当にこの人が朔夜を虐待しているのか……？)
世間体を気にしているのか、かなり仲が良さそうに見える……
烈「それでは、本日はありがとうございました」ﾍﾟｺﾘ
コナン「あっ！ねぇねぇ烈お兄さん!!」
烈「ん？どうかした？コナン君」
コナン「あのさ……朔夜についてなんだけど……」
烈「……」ﾋﾟｸｯ
コナン「……ッ!!?」ｿﾞｸｯ!!
コナン(なんなんだ？この悪寒は……)
朔夜の話題を出したとたん、烈さんの雰囲気が一瞬だけ変わった……
あれは……あからさまな殺気だ
烈「……朔夜がどうかしたかい？」
コナン「あ〜……えっと……なんでもないや!!」
烈「そっか？またねコナン君」ﾌﾘﾌﾘ
コナン「うん！またね!!」
コナン(こりゃあ……注意しねぇとな……;;)
烈「……＿＿＿」ﾎﾞｿｯ
足早に去っていく烈さんが呟いた言葉は……
考え事をしていた俺の耳に届かずに
静かな闇の中に溶けて消えた
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作者名：タンゴ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2017年1月9日 15時
