11話 転校生〜灰原side〜 ページ12
学校に行くといつもより賑わっている教室
指定されている自席に荷物を置くと待ってましたとばかりに私に駆け寄ってくる子供達
歩美「ねぇ、哀ちゃんは聞いた!?」
光彦「今日転校生が来るんですよ!!」
元太「転校生なんか灰原以来だよな!!」
何が……と聞く前に次々と話してくれる
コナン「こんな時期に転校生か……」
灰原「あら、家庭の事情には色々あるでしょ?詮索するだけ野暮だと思うけど……」
コナン「バーロ、分かってるよ」
隣の探偵さんは相変わらず好奇心が強い……
ガラリとドアが開き担任の小林先生が入ってきたのと同時に賑わっていた教室は静かになった
小林「みなさ〜ん!!今日は転校生を紹介します……入ってきて!?」
小林先生の声で再びドアが開き一人の少年が入ってくる
黒髪に珍しい赤い目は怪我をしているのか右目に紺色の眼帯を着けている
そして黒いフードつきパーカーにそれと同じ色のズボン……左手にも同じ色の手袋を着けている
間違いない……昨日、街ですれ違った少年だ……
灰原(なぜここに?……まさか奴等にバレた!?)
朔夜「三日月朔夜です!!皆よろしくね!?」ニコッ
人の良さそうな笑顔でそう言った彼……なぜかとてつもなく歪んで見える
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作者名:タンゴ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年1月9日 15時