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瑞稀side






キーンコーンカーンコーン




俺と、Aのあいだに
タイミング良く6限開始のチャイムがなる





そして斜め前の席につけば
ちょうど先生が教室へやってきた









、、、頑張った、俺、






涼しい顔して、本当は
もう死ぬんじゃねぇかってぐらい緊張したし

これで断られたら、キモがられたらって
ネガティブなことしか考えてなかった





Aが、優しい子でよかった。









それも

ありがとうって言ってくれたAは、




あざとい、でもナチュラルな上目遣いで

俺の方がちょっと身長が大きいから
着せたカーディガンは萌え袖になっていた









……可愛すぎる、ダメだ、









プリントが前からまわってきたけれど

後ろ見れない、








なるべくAが視界に入らないように
反対を向いて後ろの子に渡す








そしてAのことを頭から消し去ろうと
急いで目を通すと、プリントの内容は



この授業の担当の先生からで
どうやら体調不良だから自習になるらしい









その自習中に解いて
おかなければならない問題が書かれていた






一応見守り役の先生を確認すれば、
……うん、なにかの丸つけに一生懸命で

俺らのことなんて全く目に入ってない、









その隙を見計らって、携帯で
はしもっちゃんにメッセージを送る









瑞稀やばい、Aが好きすぎる



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