兄妹と離れて行くお話 (ページ1)

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兄妹から離れて行くお話2_① ページ1

私には、妹と兄がいる。妹とは双子だが、周りはいつも妹ばかりに構っていた。兄ですら妹の日菜にばっか構っていた
その理由は私が嫌いだからなのだろうか
それとも日菜しか見えてないのか。私を兄妹と妹と認めていないのか。
それは分からない。分かりたくない。私はいつからこんなに弱くなったんだろう。
明日、勇気を出して兄に聞いてみようか
明日、日菜に「私の事好き？」とさりげなく聞いてみようか
勿論返事は分かっている。
もし「嫌い」と言われたらどうしようか。もういっその事家出なんてどうだろう。それとも死のうか今更守りたい人なんて居ないしふぁー、眠たくなってきたな…明日考えよう、
「おやすみ」
誰もいない真っ暗な部屋にその声だけが響く。雨だからだろうかその声がとても美しく聞こえた。

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