桃色王子様の闘病生活 〜四章〜

160話 ページ16

さとみside




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それから一ヶ月後。








さとみ
「あと、もうちょっとで生放送だな
　準備しねぇと、」




さとみ
「そういえば、テレビで今日は星がよく見えるって言ってたな」




さとみ
「ちょっとベランダ出てみるか」







ベランダに出ると、スーッと心地よい風が吹いていた。







さとみ
「！、本当に綺麗だな、」







空を見るとたくさんの星が輝いていた。







だけど、その中でも特に輝いている星があった。








大きくて、綺麗で、届きそうなのに届かない、、








さとみ
「…なーくんみたい、」









なーくん





俺ら、全国アリーナツアーをするよ。






まだ、発表はしてないんだけどね。





今日の生放送のラストで発表するよ。









これからもリスナーさんたちのために頑張っていくからさ





見ててね。








時には泣くし、止まっちゃうことだってあると思う。






挫けそうになると思う。





でも、止まったってまた進むから。





応援してて。






俺たちのシルベボシとして見守っててください。






助けてくれてありがとう






なーくんの分まで頑張って、




なーくんの分まで長生きして恩返しするよ。







何回だってありがとうを伝えるよ。








忘れたりしない。絶対に。





忘れられない。





忘れるわけない。






だって、なーくんは俺の命の恩人で





大好きな人。








さとみ
「これからも頑張るしちゃんと生きるよ」





さとみ
「なーくん、本当にありがとう」





さとみ
「また、来世で逢おう」





さとみ
「来世では、なーくんが困ってたら、
　俺がなーくんを救います」


















＿＿ふふっ、楽しみにしてるよ











さとみ
「！…おう、楽しみに待ってて」









俺は、部屋に入り、





パソコンの前に座り





ディスコに入った。











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