桃色王子様の闘病生活 〜二章〜

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さとみside




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ほんの数分の放送が



今の俺にはキツかった。






コメントを読もうと目で追うと、



流れが速くて、酔ってしまった。






放送が終わって、



みんなが話してるときに



静かにトイレに行った。








さ『おぇｯ……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…』




さ『ｺﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……』





気持ち悪いのに、嘔吐くだけで



何も出てこない。





多分、ここ最近 食欲がなくてご飯を食べてなかったから



出てくるものもないんだと思う。










俺はある程度落ち着いてきたから、



みんなの居る部屋に戻った。







る「あ、さとみくん帰ってきましたよ」




こ「さとみくんどこ行ってたの？」




さ『え、トイレだけど』




莉「トイレ行ってたの！？」




ジ「トイレにしては長ない？」




さ『ほっとけよw』






どうやら、俺を探していたらしい。








な「さとみくん、体調悪いの？｣






なーくんに聞かれた。




でも、みんなに心配を掛けたくなくて、



俺は、






さ『大丈夫大丈夫』





って答えた。







でも、頭が痛かったし



気分もいい方ではないから



ソファにもたれかかった。








·



俺に気を遣ったのか、


みんな帰った。





いつもならもう少し一緒に居たかったって思うけど、



今日はちょっと、気が楽になった気がする。






さ『ｹﾞﾎｯ……』






俺は、薬を飲んで



ベットに入った。





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