桃色王子様の闘病生活

・ ページ32

ころんside




·


コンコン




こ『あれ、返事がない……』




いつもなら「はーい」聞こえるのに……




·



ガラッ




こ『さとみく………ん………』




病室に入ると、



酸素マスクを付け、



点滴をしながら眠っている



さとみくんが居た



·



こ『え………さとみくん………』





僕が固まっていると、




医師「さとみさんなら、大丈夫ですよ」




医師が来た




·



こ『ぇ…………』




医師「朝、発作的なのが起きたんです」




医師「なので、酸素マスクなどを付けています」




こ『そうだったんですか………』




こ『ありがとうございます……』




医師「いえ。もし、目が覚めましたら、呼んでください」




こ『わかりました………』




·



医師が出ていったあと



さとみくんのそばに寄る




·



こ『さとみくん………ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』




こ『ｸﾞｽｯ………』





心配で心配で堪らない



·



こ『大丈夫……大丈夫………ｸﾞｽｯ』




こ『さとみくんなら、大丈夫…だよね…』





·



大丈夫




と、自分を落ち着かせるために



何度も繰り返す





·

・→←5日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す