臨時マネージャーですけどなにか。

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白鳥沢の最寄り駅から何駅か先にある伊達工の校門前にいる私。
思っていた以上に早く着いてしまったらしく、舞が来るのを待っている。

工業高校ということもあって、中に入っていくのは男子ばっかり。

｢舞、来ないかなー。｣

1人でのんびりと待つこと数分、誰かに話しかけられた。

｢そこの君、オレ達と遊ばない??｣

俗に言う、ナンパってのに逢った。
普段の格好ならそういうことはないんだろうけど。あいにく、今日は私服。しかも舞と遊ぶから少し頑張ってみたのが裏目に出たのかもしれない。

｢友達、待ってるんで。｣

女子高生がアンタら見たいなチャラい奴らに釣合いますかっての。

｢そのお友達ってひょっとして彼氏だったりぃ〜。｣

彼女を待たせる彼氏なんて最低、とか勝手に文句をつけながら少しずつ距離を詰めてくる。
第一、彼氏なんていないし。

｢彼氏なんていませんから、とっとと離れてください。｣

距離を詰めてくる相手に少しずつ距離を離して行く。
舞はもう近くにいるはずだから。

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