臨時マネージャーですけどなにか。

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｢どうぞ。｣

3年生であろう人に渡した。

｢あぁ、ありがとう。｣

爽やかな笑顔で受け答えしてくれた。
名前は確か･･･。

｢瀬見英太な。よろしく。｣

｢瀬見さんですね、よろしくお願いします。｣

その後は山形さん、大平さん、天童さん、川西、五色に渡した。

後は白布と牛島さん。

｢上手に出来てるか知らないよ。｣

｢ん。･･･まぁ、いいんじゃねーの。｣

これでマズかってみ??ヤバいよ、私。


｢どうぞ、牛島さんでしたっけ。｣

｢ああ。｣

｢･･･出来てますかね??｣

少しの空白が、私にとっては長いように感じた。
後にきた言葉は私を安心させるような一言だった。


｢この調子でやってくれ。｣

｢っ･･･はい。｣

確か、五色に教えてもらったのはドリンクを渡してタオルも渡すはず。

｢タオルです。｣

マネージャーがこんなにも忙しいものだとは思ってもみなかった。
強豪だからと言うのもあるかもしれない。
そう考えると、舞は凄いなと思った。

｢白川さん、スコアの書き方教えます!!｣

｢うん。｣

テニスと書き方が似ていたらなーと淡い期待を持ってスコアの書き方を教えてくれる五色の元へ行った。

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