臨時マネージャーですけどなにか。

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青葉城西もマネージャーがいないようで、いつも以上に働かされる私。

｢疲れるもんだよ･･･。マネージャーだってさ。｣

今も練習試合をずっと回している。
その間にドリンクを飲むからノートをとる余裕もない。

｢ドリンク置いときまーす。｣

青葉城西のコーチと監督がいるベンチの空いている場所に置かせてもらう。

｢Aちゃん、見ててよ!!この及川さんがすっごいサーブを打ってあげ｢ドリンク作りに行ってきまーす。｣被らせないで!?｣

確かにバレーは面白そうなスポーツでもあるけど、所詮チームプレー。
チームプレーは昔から苦手だ。
1人で好きなように動けるテニスは私が求めていたものそのものだった。

ここまで行くと嫌でも選手のドリンクの好みが分かる。
今でもたまに思う。
“どうして、バレーっていうチームプレーのスポーツのマネージャーなんかをしたくなったのか。”ってね。

｢ドリンクとタオルでーす。｣

置いときます、と言ってノートを取り出す。
少しずつだけど、バレーの知識は確実につけている。

スパイカーも1つのポジションだと思っていたけれど、ブロックもするミドルブロッカーとエースでもあるウィングスパイカーと分かれているのを知ったり･･･。

｢白川ァァ!!ドリンクを配れェ!!｣

｢はい、ただいまっ!!｣

監督に怒られるのも日常茶飯事になりつつある。

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