tiny_tihy_petal* (ページ2)

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「じゅんみょーーーーん！」

また来たよ、
もーほんと朝から止めてくんないかなこれ。

俺の近所に住んでて小さい頃から面倒をみて"やってる"A

は、
いつものごとく家を出てすぐの大きな坂道を全速力でダッシュし、下ってくる。

俺はいつもAが家を出る数分前に家を出て坂を下ってるからAが俺のあとを追いかけて坂を走って下ってくるのも計算済み。

彼女が転ばないか内心ヒヤヒヤしてる

でももちろんそんなことは声に出して言わないし、顔にだって出さない。

だって俺は素直じゃないから

Aが無事に俺のとこまでやってくる五メートル前まで見届けたらまた前を向いて無視したフリ。

でもたまにこんなこともある

ｽﾞｼｬｱｯ

「ｳｩｯ、痛いぃあダァあああぃよぉーうわー」

そのわずかな五メートル圏内でダイナミックに転んだA

一瞬俺は立ち止まり、３０秒したら、しょうがなく振り返る。

そしてこのための絆創膏をAの膝にﾋﾞﾀﾝｯと張り付けて

ｷﾞｬｯっと声を聞いたらまた前を向いて歩き出す。