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平助 「人は、一人だけじゃ生きていけない。


沢山の人が互いに支え合って、一緒に生きていくんだ。

思われているということは、
それだけ助けられ、支えてくれる人がいるということ。

Aは、お前の隣で生きて行けて、幸せだったよ。




妹をありがとう。


兄として、お前に心から感謝してる。」





感謝されるほどではないけど…。


でも、Aの人生が幸せだったのなら、


僕は、それで良かった。






無一郎「僕も、君の妹に、

たくさんのものを貰ったよ。

思い出や、幸せ、恋心、言葉、


全部、僕の大切なものだよ。


Aと出会えて、僕も本当に幸せだった。



こちらこそ…ありがとう。」





僕と平助は握手を交わす。




有一郎「さてと、

3人のところに行くか。」



















A「無一郎君。」

無一郎「あれ?呼び方…。」

A「有一郎君がいるからさ。」

無一郎「そう…。」


A「…生まれ変わったら…また会えるかな。」

無一郎「…どうだろうね。」

A「あはは。

やっぱり、そんな都合のいいことできないよね。」

無一郎「…僕はやってみせるよ。」


A「…え?」



無一郎「君がどこにいても、

絶対に探し出す。

だからさ、








もう一度だけ、僕を信じてくれない?





必ず見つけて、幸せにするから。」















A「…ずっと信じてるよ。


待ってるからね。」












大きな光が、


彼らを包んだ。

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年11月23日 16時

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