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平助 「人は、一人だけじゃ生きていけない。
沢山の人が互いに支え合って、一緒に生きていくんだ。
思われているということは、
それだけ助けられ、支えてくれる人がいるということ。
Aは、お前の隣で生きて行けて、幸せだったよ。
妹をありがとう。
兄として、お前に心から感謝してる。」
感謝されるほどではないけど…。
でも、Aの人生が幸せだったのなら、
僕は、それで良かった。
無一郎「僕も、君の妹に、
たくさんのものを貰ったよ。
思い出や、幸せ、恋心、言葉、
全部、僕の大切なものだよ。
Aと出会えて、僕も本当に幸せだった。
こちらこそ…ありがとう。」
僕と平助は握手を交わす。
有一郎「さてと、
3人のところに行くか。」
A「無一郎君。」
無一郎「あれ?呼び方…。」
A「有一郎君がいるからさ。」
無一郎「そう…。」
A「…生まれ変わったら…また会えるかな。」
無一郎「…どうだろうね。」
A「あはは。
やっぱり、そんな都合のいいことできないよね。」
無一郎「…僕はやってみせるよ。」
A「…え?」
無一郎「君がどこにいても、
絶対に探し出す。
だからさ、
もう一度だけ、僕を信じてくれない?
必ず見つけて、幸せにするから。」
A「…ずっと信じてるよ。
待ってるからね。」
大きな光が、
彼らを包んだ。
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