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t7:出会い ページ7
***
ジリリリリ…
ホームに発車のベルが響く
西「あっ…やば！
…とにかく、これ！ね？使って？
また会おう！！」
俺は早口でそう言うと
彼女の手にあるものを握らせた。
そして足早に新幹線へと戻る…
…プシューーーー
ドアが閉まりゆっくりと新幹線が
動き出す
呆然と立ち尽くす彼女が
見えなくなるまで手を振り続けた
與「にっしー！今の誰？！」
日「知り合いか？！？！」
席に戻るなり質問攻めにあった
西「…いや、知らない」
與「は？！あんな勢いよく飛び出しといて？」
西「うん…一目惚れ？////」
與「寒っっっ！笑」
俺は彼女が同じ新幹線に乗ってると
勝手に確信して駅に着くたび
降りていく人を見ていた
そしてついに
さっきの駅で見つけたんだ
気づいたら、
彼女を呼び止めていた
呼び止めたものの、
何を言うかまでは準備してなくて
大した事言えなかった
名前すら聞いていない笑
西「ぬぉおおおおおお！」
そんな自分がもどかしくて
頭をかきむしる
でも、
彼女に渡したあれが
上手いこといけばいい…
まだ望みはあった
あの時俺はとっさにポケットに入っていた
関係者パスを渡していた
関係者パスとゆうか、、、
俺自身のものだ。笑
次のライブでこれを使えば
入れるようにしておくんだ、そう思った
彼女がそれを持って
来てくれるかはわからないけど…
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作者名：ありす | 作成日時：2018年4月12日 1時
