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25 JK ページ25

「偉いね。」








そう言って彼女は僕の頭を撫でた。



じんわりとした暖かさを感じる。



いつもなら怒ったりするところだけど、



今日は素直になってもいいんじゃないかなって思う。








JK「Aはどうして起きてたの?」



「んー、嫌な夢見ちゃって。」








えへへ、と笑う彼女。



僕にはわかる。



これは無理してる顔だ。








JK「話聞くよ?」



「たいしたことじゃないんだけど、、、、」



JK「それでも聞くから。」








言い切った僕に彼女は少し驚いた顔をして、



「そっか、ありがと。」



とふにゃっと笑った。








「なんかね、いじめられてる夢を見るの。」



ポツリと彼女が呟く。



ひやっとした。








JK「心当たりあるの?」



「ないけど。」








よかった。



思い出してはない。



そのことにホッとする。








JK「大丈夫、夢なんだから。」



安心させるように言ってみるけど、



「うん、、、、」



と浮かない顔をしている彼女。








なぜか、



消えてしまいそうに見えた。



弱くて脆い。



その背中がとてもか細く見えて、



思わず抱きしめた。








「グクッ?」



彼女が驚いたような声を上げた。



彼女の体は思ったよりも冷えていた。








JK「幼馴染なんだから頼ってよ。」



そう言った声が震える。



「そ、っか。ありがと。」



彼女の体が小さく震えた。



頼ってくれたような、



そんな気がした。








「でも、大丈夫。そうだよね、夢だよね!」








次の瞬間、彼女は僕の腕から抜け出して、



いつもの笑顔で笑っていた。



それを見た時、僕の中で何かが切れた。



あぁ、無理なんだなって思った。



だから、








「んっ。ちょ、何して!」



JK「ごめん、ヌナ。」








キスをした。



無理やりキスをして、



僕の不満をぶつけていた。

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唯愛(プロフ) - ゆうき(作者)さん» ありがとうございます!良かったです!(*´∀`) これからも頑張ってください!うきうきして待ってます!www (2018年9月29日 14時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - アドバイス、ありがとうございます!そうですね、そうしてみようと思います。(楽してただけですから(о´∀`о)) (2018年9月29日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
唯愛(プロフ) - こんにちは!お話読んでます!とっても面白いです!あのちょっと提案なんですが、お話の誰かが話している「」の前に例えばグクだったら JK「」とか グク「」という風に名前を表記したほうが読みやすいと思います!←偉そうにすいません。これからも頑張ってください! (2018年9月29日 9時) (レス) id: ed8735e017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(作者) - はい、頑張ります! (2018年9月27日 13時) (レス) id: 6ea6eca9ab (このIDを非表示/違反報告)
みい - いえいえ、丁寧にありがとうございます!m(__)m あと、すごく面白いです、これからの展開が、すごく気になります(*'▽')頑張ってください!(^^)! (2018年9月27日 0時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2018年9月25日 23時

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