女なんてみんな同じ

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「テヒョン君、おはよ。」








あの後、席に着いた私は、



前の席のテヒョン君に話しかけた。








この前までは見つめてるだけだったのに。



可愛くなれたって思ったら、



自信がついてきて顔も見れるようになったよ。








「テヒョン君、なんか感想ない？お望み通り痩せてあげたけど？」








テヒョン君が「痩せて出直してきて」って言ったんだよ？



忘れたとは言わせない。



あんなひどいこと言ってても、



テヒョン君はかっこよかったから。








TH「え、あ、うん。」



「もー、顔見てよ。せっかく痩せたのに！」



TH「なんか性格変わってないか？」



「これが私ですよ？」



TH「そ、そう。」







私がぐいぐい話しかければ、



テヒョン君は少し戸惑ったように返してくる。



そりゃ、そうだよね。



この間降振った地味子が可愛くなって、



ぐいぐいきてるんだもんね。



その気持ちわからなくもない。








「可愛いと思う？」






小さく呟く。



これが、



これだけが聞きたくて。








全然平気なんかじゃないよ。



だって好きな人と話してるんだから。



手を握りしめて、



余裕ぶって笑ってるだけ。








TH「まぁまぁじゃない？」








そっぽを向いてそう言うテヒョン君の頰が少しだけ赤い。



照れてくれてるのかな？



なんて嬉しくなって。







「あ、そういえばジミンって何クラス？」



TH「は？」








でも、私を好きにさせて振ることが目的だから。



ジミンの存在だって使ってやる。








TH「なんで、ジミンの名前？って、呼び捨て？！」



「友達だから。」







そう言って笑ってみせる。



必死の作り笑いに、



ヒビが入った気がした。

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