女なんてみんな同じ

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「グク、私痩せる！」



JK「なに、いきなり？」



「だから、痩せる！」







あの後すぐ家に帰った私は、



幼馴染のグクにそう報告した。







JK「なんで？」



「振られたから。」



JK「誰に？！って、あぁ、テヒョンか。」



「先輩くらいつけなさいよ、、、」



JK「嫌。」







グクは私の大切な友達で、



私がテヒョン君を好きなことだって知ってる。







「痩せるの、手伝って？」



JK「え？めんどー。」



「そこをなんとか！」







でも最近思春期なのか、



前みたいに抱きついたりしてこなくなって。



ヌナは寂しいぞ！







「いいよ、一人で頑張るから！」



JK 「わかった、わかった。ちょっとくらいは手伝ってやるよ。」



「ほんと？ありがと、グク大好き！」



JK 「ちょ、抱きつくな！」








抱きついたら、必死な声でそう言われた。


本気で拒否られた？



ヌナ、ショックだよ、、、、



やっぱり可愛いって特別なのかな？


痩せて可愛くならないと、


イケメンのグクのそばにはいられないのかな？







「あー、もう！痩せればいいんでしょ！」



JK「いきなり大声あげないでよ。」



「グクも待っててね、可愛くなるから！」







そう叫んで、



グクの部屋を飛び出した。



頭の中は痩せることでいっぱい。



帰ったら何をしよう？



ストレッチ、ランニング？



ご飯も気を使わないとね。







「一応、待っててやるか。」






だからグクが小さくそう呟いたのなんて、



ひとつも聞いてなかった。

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