君の隣にいれたら (ページ23)

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▲23 ビバちぇ (福本side) ページ23

福本side

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仕事が終わって事務所の車で家に帰ってきてゆっくりしようと考えてた時、こじけんから電話があった。出るか迷って少し出るが遅くなった。

小「…やっと出た。出えへんかと思った。」

「ごめん、電話出るか迷っててん」

小「そっか、そうや。明日会える？」

「オフやから会えるけど」

小「じゃ、明日。大晴んち行くわ」

「え、またいきなりやな〜」

小「会いたいんやから仕方ないやん」

「…………」

その言葉を聞いた俺は何も言えず黙ってしまった。
まだあの時の事を正直引きずってて気まずくなってしまった。

小「とりあえず着いたらメールするわ、夜遅くにごめんな。おやすみ」

「おん、おやすみ」

こじけんは何をしたいのか俺にはさっぱりわからなかったけど
今すぐにでも会いたくなってしまった。
やっぱり俺はこじけんのことか好きすぎるみたいで寂しくなってしまった。

「早く…明日にならへんかな…」

疲れてしまっていたのかそう呟くと知らないうち寝てしまっていた。

ーーーピンポーン、ガチャ

小「失礼しますー、そんな所で寝てたら風邪引くで」

「……こじけん？」

小「そうです、こじけんですよ」

「…今、何時？」

小「朝9時やで、もしかして電話終わってそのまま寝たん？」

「多分…やらかしたわ。で、こじけんは普通に俺の家に入ってきてんの？」

小「合鍵持ってるからこういう時に使わしてもらいました〜」

「ずるっ、卑怯やん」

小「卑怯って…仕方ないやん。電話出えへんし心配になって使ってもうた」

「…ごめん、心配してくれてありがとう」

そのまま寝て朝起きたらこじけんがいたもんだからびっくりした。てか、俺のこと心配してくれたんやね。
なんや、優しいやん…ドキドキしてしまっている俺をじっとみてくるこじけん。

「え、何？そんな見てきて顔に何かついてる？」

小「いや、久しぶりの大晴やから新鮮やなって」

「そうか？そう言えば1週間ぐらい会ってなかったっけ」

小「そう…あのさ、あの時はほんまにごめん。大晴のこと傷つけて泣かせて俺ってほんまに最低なやつよな」

「……まぁ、あれは最低やったわ。あの件は俺、ほんまにめっちゃ傷ついたからな…！！」

俺は泣きそうになり、別の部屋に行こうとした。
そしたらこじけんに腕をつかまれそのまま抱きしめられた。

小「泣くなら俺の胸で泣けばええやん」

「……こじけんのあほ」

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