君の隣にいれたら (ページ19)

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▲19 番外編 (佐野side) ページ19

佐野side

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大晴くんが戻って来る前に正門くん達が戻ってきてしまった。
あの場面をみてから二人を直視することができなかった。

末「佐野、大丈夫か…？」

正「顔色、良くないけど部屋入って休んだ方がええんちゃうんか？」

「は！だ、大丈夫ですよ！」

末「いや、大丈夫じゃないやろ？何かあったんか？」

「何もない…本当に大丈夫っす」

何かを感じとったのか正門くんに耳元で

正「晶哉、話したいことあんね。」

「何すか？俺は正門くんに話したいことなんてないんすけど」

正「俺、誠也くんのこと好きやねん。このままだと誠也くん貰うから」

その時の正門くんはとても真剣な顔をしていた。

「…誠也くんは渡しませんし、いくら正門くんだからって負けません」

真剣な話をしていたら
いきなり会議室のドア開き、そこから大晴くんが出てきた。

大「え、2人とも帰ってきてたん？帰ってこんから心配したで！もう！」

正「大晴、ごめんなぁ〜」

末「ごめん」

大「ええよ〜、中の2人にも謝っといてよ！」

正末「「はーい」」

返事をすると2人は会議室に戻っていった。

大「晶哉待たせててごめんな…」

「ええんやけど、大晴くんあのこともしかして知ってた？」

大「あぁ〜…見ちゃった感じ？」

大晴くんにそう言われ俺は頷いた。

大「隠すつもりは無かったんやけど晶哉が傷つくかと思って言えへんくて…」

「ううん。最初見た時は傷ついたんやけど今はどんなことがあっても誠也くんは渡さないって決意が決まったんで」

大「おぉ、カッコええやん。まっさんになんか言われたん？」

「まぁ、そんなことっす」

大「まっさん手強いで〜、ファイトやな。」

「そういう大晴くんと小島くんとはどうなんすか？」

俺が質問すると大晴くんは辛そうな顔して

大「俺？俺はダメかもしれんわ…笑」

「なんで？なんかあったんすか？」

大「まぁ、色々…あったんよね」

「えええ、大分いい感じだったやんか…！！」

大「そ、そうやったん？全然そう感じかったけどなぁ」

「まぁ大晴くんが話せるそうになったら話してくれたらええから」

俺は大晴くんの頭をポンポンと優しく撫でた。

大「晶哉、ありがとう…」

「いえいえ、メンバーでもあり友達やから。いつでも頼ってください」

この時のことを小島くんに見られてるなんて知る由もなかった。

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