可愛い子拾いました！ (ページ3)

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A視点

あれから私は，寝ないで2人の看病をした。
心配過ぎて逆に眠れないしね。
結構疲れててキツかったけど，2人に癒された為チャラである。
大我「おはよう。あれからまた眠っちゃったんだね。」
A「おはよう。そうだよ。体調はどう？」
大我「凄く良いよ。」
A「なら良かった。」
大我「そうそう，北斗が起きたよ！朝の準備で忙しいと思うけど，会ってくれない？」
A「勿論！支度終わったら行こうと思ってたし。」
大我「じゃあ行こうよ！」
私達は，部屋に向かった。

大我「北斗～，連れてきたよ～。」
北斗「貴女がAAさん？」
A「はい。」
北斗「わざわざ僕らを助けて下さって，ありがとうございます。知っていると思いますが，僕は北斗です。朝のお忙しい中，来てくださりありがとうございます。」
A「良いの良いの。北斗君，体調は？」
北斗「ええ，もう大丈夫です。・・・あの，大我が言っていた僕達を保護してくれると言うのは，本当ですか？」
A「うん。本当だよ。私も，この家に1人は寂しいと思っていたの。」
北斗「そうですか。・・・ありがとうございます。あと，タメ口でも良いですか？」
A「勿論！あ，でも大我君もそうだけど，ご主人様呼びは止めてね。」
大我「えー，良いじゃん別に。」
北斗「分かった。」
A「じゃあ，朝ご飯は作ってあるから，それを食べてね。昼はどうしよう。」
北斗「僕が作るから大丈夫だよ。」
A「分かった。じゃあ，行ってきます。」
北斗「待って！！」
そう言って北斗君は立ったが，本調子では無い彼は倒れそうになった。
A「大丈夫！？無理しないで。」
北斗「ありがとう。Aさん，無理しないで下さい。僕には，無理しているように見えます。」
A「！・・・大丈夫だよ。じゃあ，私本当に行くね。行ってきます。」
大我「行ってらっしゃーい！」
北斗「・・・行ってらっしゃい。」
北斗君は，何処か納得していない様子だった。

オフィス

優「A，おはよう。」
A「優おはよう。」
彼女は，成宮優。私の親友で，僕っ子の同期だ。
優「A，昨日ちゃんと寝た？」
A「実は，倒れてた人を拾って，看病してたから寝てないの。」
優「！大丈夫なの？」
A「うん。大丈夫だよ。」
優「無理しないでね。僕の為に，その人達の為に。」
A「ありがとう。」
優「Aが他の人の仕事を受けそうになったら，僕が受けるから。」
A「ありがとう。」