可愛い子拾いました！ (ページ14)

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A視点

あれから暫く，私は2人について考えることが多くなった。
なにが全員が納得する結果なのか。
私は答えが出ているが，少しだけ納得がいっていない。
A「でも，そろそろ話さないとだよね。」
私は位を決して，話すことにした。

北斗「話ってなに？」
A「実はね，この間遊園地に行った時に，SPの人にあって，教えて貰ったの。」
大我「何を？」
A「2人が養子だってこと。」
『えっ！？』
A「やっぱり知らなかったよね。」
北斗「どういうこと？」
A「お母さんが，生まれたばかりの2人を盗んできたそうよ。」
大我「じゃあ，本当の家族は？」
A「本当は，当時は兄が1人と両親がいたそうよ。」
北斗「知ってる人？」
A「2人の本当の苗字は，A。」
『ぇ，それって・・・！』
A「そう，私達は血の繋がった家族だったんだよ。」
私も聞いたときは驚いた。
だって予想もしなかったことだから。
A「で，本題。2人はどうしたい？私と正式に家族になる？このままの形が良い？」
北斗「僕は，A北斗になりたい。」
大我「俺もA大我になりたい。」
A「分かった。」
私はSPさんに連絡して，手続きを進めて貰うことにした。
正式に家族として認められるのも，時間の問題だろう。
北斗「お母さんとお父さんって，お医者さんだったんだよね？どんなお医者さん？」
A「とても優しい人で，精神科の先生。」
大我「お墓参りしたいな。」
A「じゃあ，皆で行こうよ。」
私達は皆でお墓参りに向かった。

お母さん，お父さん，私は知らなかったけど，無事に弟達が帰って来たよ。
これからも私達を見守っててね。

私達は，正式に兄弟になり幸せに過ごしている。