可愛い子拾いました！ (ページ2)

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A視点

A「今日も仕事終わった～🎵」
私Aは，伸びをしながら歩いている。
よく仕事を頼まれるんだよね。
でも断れなくてよく疲れて家で死んだ様に眠っている。
A「あ～あ，癒しが欲しい。」
これはもう口癖になってるよ。
マジで癒し欲しい～。
A「何処かに癒しが無いかな～。」
その時。

《拾ってください》

公園にあったそう書かれた段ボールが目に止まった。
A「動物かな。ちょっと見てみよう。」
私は好奇心で，その段ボールに近づいた。
中を開けてみると，中には人が2人入っていた。
しかも苦しそうにしながら。
A「大丈夫ですか！？」
2人共熱が有るようだ。
A「助けないと。」
私は，家まで運んで看病する事にした。

──家
私の家は，亡くなった両親が遺してくれたものなので，広い家に1人で住んでいる。
でも，少し寂しい。
私は家の空いているベッドに2人を寝かせて，看病をしている。
暫くすると，1人が辛そうにしながら目を覚ました。
？「ここは？」
A「ここは私の家だよ。」
？「やったー，寝場所ゲットだ。」
A「あなたももう1人の人も，公園で熱で倒れてたのよ。」
？「本当に！？僕らを助けてくれてありがとう。お姉さんの御名前は？」
A「私はAA。あなた達2人の名前と年齢は？」
大我「僕は大我でこっちは北斗。年齢は18歳だよ。」
A「18！？学校は？」
大我「大学なら行ってないよ。親が行かせてくれなかったんだ。で，その親にいきなり眠らされて，捨てられてた。」
A「なんて酷い話なの！私が貰い手になってあげる。」
大我「！良いの！？」
A「ええ。だって可哀想じゃない。それに，これでも22歳のOLだから，養えるわよ。」
大我「ありがとう，ご主人様。」
A「ご主人様なんて，大袈裟よ。」
大我「いや，拾って貰うって事は，その人はご主人様って事になるでしょ。」
A「まあ，取り敢えずまだ寝てな。熱が下がってからまた話そうね。」
大我「うん。」
大我君は，再び眠りについた。
A「私が2人を守ってあげないと。」
そう心に決めていた。

大我「おはよう。だいぶ体調が回復して来たよ。」
A「おはよう。それは良かったね。熱測ってみて。」
大我「うん。・・・36,5だって。熱さがったよ。」
A「そうだね。良かったー！北斗君は？」
大我「北斗は，まだ苦しそうだよ。」
A「そっかぁ。早く下がると良いんだけれど。」