夜中の合同合宿の事情 【HQ】

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「あーはよ飯食いて〜」







「いや、風呂先だろ」





ぞろぞろと選手たちが校舎に入ってくる








はやく、掃除も終わらせなきゃ







―――





『わたっしは〜げーんき〜』





「あーるくーの大好き〜」






『ｷｬｧｧｧ?!』






1人で超ノリノリで歌いながら広い風呂場を掃除していたら誰かが後ろにいたらしい








『く、黒尾さんっ……』








「よお、昨日ぶりだな」









『あ、はい……ていうか、掃除中なんで』






「全然泡立ってないよ」







『ひっ…!!』







急にバサッとTシャツを脱ぎだした黒尾さん








あんまり言いたくないけど素晴らしい肉体が目の前に







「あっつ〜やっぱ、風呂場暑いな





……ていうか、見すぎ。 そんなに見たかったの？良かった？」







『ち、違っ!!』






「触ってもいーよ」








『……』






筋肉フェチの私にとってはすごく触りたい。





けど、それはしてはダメな気がする








昨日も色々危なかったから。








「ほれ、」






『うわあっ?!』






グイッと腕を引っ張られる







泡で足が滑ってそのまま黒尾さんの胸板に顔面をぶつけてしまった







「あ、スマン……大丈夫…って本当に大丈夫か？」








『うう……筋肉硬い…』







「まぁ…鍛えてるしな




てか、髪の毛とか息が……」







顔を赤らめる黒尾さん







『ごっ…ごめんなさーい!!』








急いで離れた








「……まぁ俺がここに来たのには訳があるのよ





Aに頼み事があってさ」



『頼み事ですか…』









嫌な予感しかしない





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