＊ 番 犬 カ レ シ ＊【影山飛雄】

番犬＊18 ページ19

｢え？私清水先輩と乗るけど。｣




急に何だよって話ですよねええはい
青城行くためのバスの座席決めてたんですけど、マネはマネの隣って中学の頃からの名残で私はもちろん清水先輩の隣。

そしてそれにぐずる小学生メンタル影山飛雄選手。
いい加減そのムスッとした顔やめなよ



清水｢私1人でもいいからさ、影山と乗りなよAちゃん｣

ね？と女神スマイルで促してくれたけど私は清水先輩の隣がいいんだもーん
飛雄となんていつでもいれるし。清水先輩とは部活でしか会えないし。


｢いやいや私は清水先輩がいいんです。

飛雄、男なんだからグズグズしないの。ほら座った座った。｣


拗ねモードの飛雄をなんとなくお母さん雰囲気のあるスガ先輩の隣に座らせる。
すみません、と苦笑いすると天使のような爽やか笑顔で大丈夫、の一言。イケメンだ。




清水｢影山、きのこ生えそうなぐらい落ち込んでるけど大丈夫？｣

｢あー、中学の頃からあんな感じなんでご心配なく

あ！そうだこれどーぞ｣


そう言って清水先輩に飴ちゃんを渡す。日頃のお礼を込めて。



ありがとう、と笑顔で返されて私の今日1日の疲れは全て吹き飛んだ。この笑顔見れたことを田中先輩に自慢してやりたい。

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