＊ 番 犬 カ レ シ ＊【影山飛雄】

番犬＊11 ページ12

｢あ、そうだ飛雄。
今日ね、私の友達の谷地仁花って子が『入学式の時の影山くんってめっちゃオオカミみたいで怖かった…』て言ってたよ｣ｸｽｯ


眠い眠い5､6時間目を乗り越えて、やっと部活になった私と飛雄は一緒に歩いていた。


飛雄｢あ？俺は元々こーゆー顔だっての！｣

｢ほら、そーゆー顔だよ｣


にしし、と効果音がつきそうな笑を浮かべると頭を叩かれた…そこそこ痛い…。

私が痛がってるのを満悦そうに見てから、｢でも、｣と続ける飛雄。




影山｢あん時は、お前に周りの男が無闇に近づかねぇようにしただけですコラボゲェ…｣


語尾になるにつれてどんどん声が小さくなる飛雄。
ふふ、照れてるの分かりやすすぎ。
てか日本語おかしいし…(笑)






｢え、でももう私告白されてるよ。ラブレターも貰ってる。｣

影山｢はぁ？！？！てめっ、おいコラA！！詳しく教えろよボゲェ！！！！｣




ほんとのことだもーん、と言い残して丁度女子更衣室まで来たので飛雄と別れた。









てか付き合ってからずっとずっと思ってたんだけど、









飛雄、悪口のボキャブラリーなさすぎでしょ

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