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山田Side
なんで俺だけカーテン作ってんだよー！
てかなんでカーテンなの？
裕翔たちは自動車だし、大ちゃんたちは家だし、カーテンって微妙じゃない？なんでカーテンの会社に潜入することになったんだろ？
それはともかく、つまんないけど、社員の観察しなきゃね。
「ちょっと君！こっち手伝って！」
山「はい！」
ベテランの貫禄を感じさせる社員に呼ばれた。
ここの会社は、手作りにこだわっているから、俺のできることは少ない。だから、今のように雑用に呼ばれる。
今度の雑用はミシンの準備らしい。うん、これくらいなら俺もできる。
「これをこうして…、ってわかるよね？」
山「はい！」
「じゃあよろしくねー」
俺、気になること発見しちゃった。
今の社員の腕に、痣があった。しかも大きめの。
カーテンやらを作っているだけじゃ、こんなのできない。転んだにしても場所が不自然。だから俺は推理した。
この人は、売買の現場で殴られた！
あってるかな？
ミシンの準備が終わると、
「君！、お昼に入りなさい」
あら、意外と優しいのね。
山「はい、ありがとうございます」
俺は休憩室に向かった。そこにはきれいな女性がいた。
待って待って、仕事中だぞ。惚れちゃだめだぞ、て思ったけど。
伊野尾ちゃんではありませんか！
伊「お！山田！」
山「女装気合入ってるなぁー」
伊「いやぁ、男の社員からの目が気持ち悪いよぉ、
ところで、なんかつかめた？」
伊野尾ちゃんがそう囁いた。いきなり真面目なトーンになったから、ギャップに驚いたのは秘密。
山「確かなものはないけど、社員の腕に痣があった。場所が不自然だから怪しいんだ。」
伊「なるほどねぇ」
考え始めた伊野尾ちゃん。一見きれいな女性だが、今の彼の目は鋭い。
山「そっちは？なんかあった？」
伊「この会社、著名人のお得意様が多いんだよね。こんな小規模で、ネットで調べても全然情報が出てこないのに。
あと、価格が異常に高い。」
山「え、それは手作りだからじゃないの？」
伊「うん、だから少々お高めなら良いんだけど、見た感じ高級な糸を使っているわけじゃない。」
山「そういえば、カーテンの縫い終わりが雑だった。作業見てたからわかる。」
伊「やっぱり怪しいねぇ」
腕を組んで考えていると、休憩室のドアが開かれた。
知「現場に潜入できるよ！でも…」
知念は口ごもった。
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藤菜 - 初めまして！伊野ちゃん大好き！この小説とても面白いですね！頑張ってください！応援してます！ (2018年10月6日 3時) (
レス) id: cd27931c78 (このIDを非表示/違反報告)
sayaclara(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月20日 9時) (レス) id: 3b72aacf56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華倶楽部 | 作成日時：2018年8月5日 10時
