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薮Side
俺が今立っているのは、伊野尾の部屋の前。
あの後自主練をしばらくしてた。
で、そういえばミッションの計画決めてないなってことでここに来た。
気づくの遅すぎ！byJUMP
トントン、
「伊野尾？入るぞ」
伊「ほい」
部屋の中から間抜けな声が聞こえた。
いつも通りだけど、この声で安心した自分がいたのは内緒。
「あのさ、ミッションの計画どうすんの？」
伊「まだ決めてないよ
てか決められない」
伊野尾はパソコンを見ながら言った。
「なんで決められないの？」
伊「情報が少ないんだよ」
じゃあ、今調べてたってわけか。
Tは大きな組織だから、大きな権力を持ってるはず。
そんな組織と敵対するなんて、俺らも成長したもんだな。
伊野尾はパソコンをスリープさせ、座り心地の良さそうな椅子から立った。
伊「今回行くのは山田が行ったことあるとこだから、ちょっと聞いてくるわ」
「それ、山田にとって辛くないか？」
伊「まぁね。
でも聞いてみる価値はあるかもしれない」
「無理そうだったら俺に言え。
あいつも本当はミッションの成功に貢献したい筈だから」
伊「さんきゅ」
彼は手をひらひらさせながら言った。
伊「あ、そうだ言い忘れてた」
「ん？」
伊「ミッションの場所、めっちゃ広いし人も多いから、
9人で行くよ」
伊野尾は大丈夫か？
そう言おうとしたけど、彼は大丈夫だ。
そんな気がする。彼は強いもん。心が。
いつもJUMPを支えてくれてる。
そう、俺は自分に言い聞かせた。
「あぁ、わかった」
伊「あ、裕翔にも情報収集たのまなきゃ」
「いってらー」
伊野尾は、部屋のドアをｶﾞﾁｬｯと閉めた。
俺はひとりになった。
そういえば、伊野尾の部屋ちゃんと見たことなかったな。
改めて部屋を見渡した。
全体的に白が多い。
壁も、床も、ベットも、棚も、パソコンも。
まるで生活感がない。
あいつが整頓してるとは思えない。
あと、写真を見つけた。
幼き頃の伊野尾と、30代くらいの男の人が、肩を組んで写っていた。
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藤菜 - 初めまして！伊野ちゃん大好き！この小説とても面白いですね！頑張ってください！応援してます！ (2018年10月6日 3時) (
レス) id: cd27931c78 (このIDを非表示/違反報告)
sayaclara(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月20日 9時) (レス) id: 3b72aacf56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華倶楽部 | 作成日時：2018年8月5日 10時
