かわさきさん家 (ページ25)

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▎喧嘩ページ25

ああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ

今日はラウールとした最初で最後の大喧嘩の話をしようと思う。

きっかけは些細なことだった。

ラウールから「僕、SnowManに加入することになった」って話をされまだまだ未熟だった私はそれを受け入れるくらい余裕がなく「そっか」のたった三文字で終わらせてしまったんだ。

それにイラッとしたラウールが「 Aはもう少し言葉かけてくれると思ってた」といつもみたいにふざけて言ってくれたらいいのに真剣な顔で言うもんだからこれがスタートのゴングを鳴らした

「私に何を求めてんの」

さっきまで騒がしかったレッスン室が一瞬で静まり返るくらいには低くて女の子らしからぬ声が出てしまった私。

皇「 A辞めなって」

察知したのか " ちびっ子達もいるんだから " と止めに入ってこようとする皇輝を無視して話を続ける

「なに？素直におめでとうって、頑張ってね。って言えって言うの？鬼畜すぎでしょ。(笑)
私の事なんだと思ってんの」

ラウ「シンメでずっと一緒だったから、唯一無二の相棒だって思ってたからこそAには応援して欲しかった」

「ばかなの？アホなの？シンメで相棒だって思ってるからこそ応援できないんでしょ ... っ、！？

急に隣からいなくなっちゃうのに、嘘ついて頑張れなんて言えないって」

相棒だからこそ応援して欲しかったラウール と 相棒だからこそ傍からいなくなることが怖かった私

すれ違いから起きた出来事だった

ラウ「僕 ... この話聞いた時Aの顔が1番に浮かんだんだよ ... 近くにいなくなるかもしれないけどそれでも心は繋がってるから安心だって、不安だけど、怖いけど頑張れるって ... 」

「 ..... 気持ち押し付けないで。

そもそもそんな声かかる程にエリート組のラウールと私とじゃ釣り合わないって言うかシンメなんて務まらないんだよね。

良かったね。自分の特技しっかり活かせるグループから声掛かって。」

嫌味を言ってしまうくらいまだ中学生で子供だったなぁと今更ながら反省。

でも当時の私は仲間がいなくなることに慣れてなくてどうしたらいいのか分からずただ勢いに任せてレッスン室を飛び出た

後ろではラウールの啜り泣く声と皇輝のごめんな。っていう声が聞こえてきた。

あ