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あれは中学校１年生の時。
小学生のころは誰かと付き合ったりするとかなくて、
誰くんは誰ちゃんが好き。ただそんな話題で
盛り上がっていたけれど
中学に入学すると、付き合って彼氏彼女の関係を持つようになる。
私もそうだった。
中学生になって初めて告白してくれた男の子と付き合っていた。
それは学年一の人気者。
かっこよくて優しくて運動もできておまけに
勉強もできる。クラスでは学級委員長で、
いつもクラスの中心にいるような子だった。
そんな彼が私のことを好きって言ってくれて、
驚いたし、嬉しくてすぐにその場で返事をして
付き合うことになった。
部活が終わると一緒に帰ったり、
はじめての中間テストの前は一緒にファミレスで
テスト勉強をした。
土曜日にはカフェに行ったり、買い物に行ったり、
遊園地にも行った。
毎日寝る前にはおやすみって電話もして、
たぶん学年一の仲良しカップルなんじゃないかって
思ってた。
次第に照れもなくなって、教室でも2人で話したりするようになった。
それからだったんだ。
私たちの関係が崩れだしたのは。
はじめは気のせいかなって思った。
上履きがなくなったのも、
彼と交換をした彼のシャーペンがなくなったのも。
気のせいって思いたかったけど
ぜんぜん気のせいなんかじゃなくて
まだ1学期も終わってないのに
教科書はボロボロになっていた。
でも、彼にも心配させたくなくて、
彼にバレる前に隣のクラスの友達に授業の前に
教科書を借りる日々が続いた。
でも次第に女子たちは私を避けるようになって、
理由は分からなくて、ただただ寂しくて、
彼と一緒にいて笑って誤魔化していた。
でも、体育の時間に意味がやっとわかった。
「ねえ。いい加減別れろよ。」
そう腕を組みながら、私に言ったのは
スクールカーストで言ったら一軍のリーダーの女の子だった。
彼女は３年にお姉さんがいて、
それを理由に中学生になってリーダー的な存在になっていた。
逆らう人がいたらお姉さんの名前を出して脅して、、、。
「慧悟はみんなの慧悟なの。独り占めしないでよ。」
「えっ。」
私は驚いた。そんな理由でこんなことをされていたなんて。
「私は小学生の頃から慧悟のことが好きだったの。
あんたは、小学生の頃の慧悟のことを知らないでしょ。
それなのになんでよ！」
そういって近づいてきて、
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Rika - 初めまして。お話が凄く良かったです。続き楽しみにしてます。 (2020年7月29日 14時) (
レス) id: feb3738261 (このIDを非表示/違反報告)
なほちゃん(プロフ) - 凄いおもしろいです。続き待ってますよ(*^▽^)/★*☆♪ (2018年10月28日 12時) (レス) id: 01f3b783a5 (このIDを非表示/違反報告)
まる - この小説すごく面白いと思います！頑張ってください！！ (2018年6月7日 22時) (レス) id: 28d8240592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピ | 作成日時：2018年6月3日 13時
