全色×紅一点×トラウマ ページ3
*全色
*あなたもSixTONESのメンバー
*メンバーカラー オレンジ
*過去のトラウマや、トラブルから過呼吸
※某新型ウイルスの流行はないこととします
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今日はドームツアー初日。
今まで今日ために打ち合わせや、レッスン、自主練をしてきた。
新しく用意して頂いた衣装を着て、本番を待つだけだけれど、私は最後の最後まで振りの確認をした。
「A、そろそろだよ」
樹くんが、声を掛けてくれて登場用の宇宙船をモチーフにしたトロッコ に乗り込むとすぐにオープニングのイントロが流れ始める。
正直、ライブや舞台などとても苦手だけれど、始まってしまえば、不安も消えて少しだけ楽しむこともでき始めてきたころ、MC前の最後の曲。
Mr.ズドンで、それぞれの場所でお客さんと盛り上がり、最後メインステージに集まってMCに入る。
私は1番メインステージから遠いから、みんなよりも少しだけ急ぎ足でファンの方と触れ合っていた。
「ズドン、ズドン!」
「ズドン、ズドン!」
「ズドン、ズドン!キャっ!!」
私の声がマイクに乗ってしまうと、同時に私の目の前のお客さんからも悲鳴が上がり、曲中にも関わらず
私に過保護な大男たちは、
「A??」
って、Mr.ズドンのメロディだけが会場に流れ、
私の名前が呼ばれるだけ。
私は、客席をまわっているときに、シュークリームだろうか、顔に甘い香りのするものが飛んできた。
飛んできた。だと語弊がある。投げつけられたんだ。
私は、近くにいたスタッフさんに手を引かれて、ステージから降りた。
するとイヤモニには、「皆さんは続けてください」と、スタッフさんの声が聞こえた。
すると、曲中からジェシーくんを筆頭に賑やかな声が聞こえてきた。
ステージ裏で、顔についたクリームを取って鏡を見れば途端に悔しさなのか、悲しさなのか分からない涙が溢れ出てきた。
『メイク直しますね』
って、スタッフさんが近づいてくるけれど、涙は止まらなくて、呼吸が乱れて行く。
その頃には、Mr.ズドンは終わっていて、MCへと切り替わっていた。
一通りの挨拶が終わると、
「俺、A迎えに行ってくるわ」
慎ちゃんの声と、それに続けて
「俺も行く〜」って、きょも君の声。
こんな姿を見せてしまえば、心配を掛けてしまう。
私は必死にスタッフさんの呼吸に合わせて、
呼吸を整えた。
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わん(プロフ) - 滴さん» 細かい所まで読んで頂きありがとうございます。 (2021年2月17日 21時) (レス) id: 9bd4ec93f8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読みました。 沢山のいやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした。。。 (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 黒×紅一点×貧血ページ50のここの部分 「ほっくん開けて。」なんてペットボトルを差し出し、珍しく甘えくる○○←名前 これてが抜けてませんか? 正しくは甘えてくるではないんでしょうか? (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 黒×紅一点×貧血ページ49のここの部分 目いつぱいに涙を貯めて、ちょっと瞬きしたら零れてしまうほど。 これ正しくは目いっぱいに涙をではないんでしょうか? (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 黒×紅一点×貧血のここの部分 「おはよー」って、言ってくれるだけで様子がおかしいのは明らか。 これ正しくは言ってくるだけでではないんでしょうか? (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピ | 作成日時:2021年1月17日 20時