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「はぁ。っっはあっ。」
辛そうな呼吸をする彼女に声を掛けることしかできない自分が嫌になった。
たぶん忙しさや周りからのプレッシャーに加えて完璧主義で断れない性格の彼女は、
仕事ではとくに辛い思いをする事が多い。
それでも、弱音や愚痴を吐かずに仕事をこなし、
チーム内の雰囲気も良くなるようにと、細かな雑用も率先して行うような子だ。
呼吸も整ってきて、リビングで紅茶を入れてテレビを見た。
もう会社のことを話すの嫌かなって思って。
でも、1つだけどうしても、言いたいことがあって、
テレビを消した。
「どしたの？」
って、マグカップを大切そうに持ちながら聞いてくる。
「会社の人に付き合ってること、報告しない？」
「なんで急に？」
テーブルにマグカップを置いて、首を傾げるA。
「今のままだと、会社で声も掛けずらいし、
助けてあげられないから。それに、結婚したいし。」
俺が言うと、しばらくの沈黙があって、
改めてAのほうを見れば、漫画のようにフリーズしている。
「どお？」
改めて聞くと、さっきまでとは違う強い力でギュっと抱き締めてくれた。
それで、月曜日上司に報告する前にとりあえず、樹に練習がてら言ったら、
「あぁ、やっぱり？ってか俺2人がデートしてんの何回も見てっから。」
俺はその言葉に、先日の彼女のようにフリーズしてしまう。
「つーか、俺の彼女とマンション一緒。まあ、階は違うけど。」
樹は俺達の関係を知っていたが、そう言うの嫌いそうだからと、聞かずにいてくれたらしい。
樹に言ったら、部署内はおろかフロア中に広まってしまうと思っていたから意外だった。
そんな奴だからこんなに正反対でも仲良くできるのかもしれない。
「俺のこと見直したべ？」
なんて、言うから心中にしまっておくけど。
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わん(プロフ) - 滴さん» 細かい所まで読んで頂きありがとうございます。 (2021年2月17日 21時) (
レス) id: 9bd4ec93f8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読みました。 沢山のいやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした｡｡｡ (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 黒×紅一点×貧血ページ50のここの部分 「ほっくん開けて。」なんてペットボトルを差し出し、珍しく甘えくる○○←名前 これてが抜けてませんか? 正しくは甘えてくるではないんでしょうか？ (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 黒×紅一点×貧血ページ49のここの部分 目いつぱいに涙を貯めて、ちょっと瞬きしたら零れてしまうほど。 これ正しくは目いっぱいに涙をではないんでしょうか？ (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 黒×紅一点×貧血のここの部分 「おはよー」って、言ってくれるだけで様子がおかしいのは明らか。 これ正しくは言ってくるだけでではないんでしょうか？ (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピ | 作成日時：2021年1月17日 20時
