SixTONES看病系短編集II

黒×ｶｯﾌﾟﾙ×疲労 ページ36

〖SCENE〗

＊黒くん

＊SixTONESの黒くんと、一般人の彼女

＊睡眠不足で過労・・・

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彼は、ドラマに加えて最近は映画PRのためにバライティー番組の収録や、雑誌の撮影。おまけに朝ドラの打ち合わせも始まり大忙し。


本人は仕事大好きだから苦じゃないらしいけど、



朝仕事へ行く前と、家に帰ってきてから寝るまでの僅かな時間しかコミュニケーションは取れないから私は寂しいし、その寂しさを少し小さくするために、朝も一緒に起きて、夜は帰りを待っている。



「あれ、、、。北斗くん帰ってきてる。」



いつもはリビングでテレビを見たり、スキンケアをしながら帰りを待っているけれど今日はいつの間にか眠ってしまっていたみたい。


肩にはブランケットが掛かっているけど、それは彼が掛けてくれたみたい。


お風呂場からはシャワーの音が聞こえてきて、
少しすると、タオルで髪を乾かしながらリビングに顔を出した北斗くん。



「お帰りなさい。ごめんね、寝ちゃってた。」



北斗くんは私をソファに座るように促し、そのあと北斗くんも横に座ってくれた。


「これからは帰り待ってなくていいよ？

A、寝不足だよね？最近クマも出来てるし。

起きてられることが困るんじゃないよ、

嬉しいけど、心配になる。」



北斗くんは私の目を見てそう言った。


「北斗くんはもっと大変でしょ？人から見られる仕事だし、セリフを覚えたり、体型とかも維持しないといけない。

私より何倍も大変な北斗くんが頑張ってるのに寝てられないよ。」



「違うよ、A。俺は男だからAよりも体力あるし、ずっとカメラが回ってるわけじゃないの。

空き時間があれば今はこんなご時世だから、1人の楽屋用意して貰ってるから、寝れたりするし。


俺は拘束時間は長いけど、間に休めてるけど、


Aは日中働きっぱなしでしょ？仕事が終われば家事もしてくれてさ。」




「でも、朝と夜だけが北斗くんと会話出来る時間だから。」



「それは、ごめん。でも俺はAが隣に寝ていてくれるだけでも嬉しいよ。今日も頑張ってよかったって思う。だから、せめて夜は先に寝て。


朝は、今まで通り見送ってよ。」


私が返事をしないでいると、


「お願いがあって、俺寝る時Aのことギュッてしていい？」


なんてお願いまで付け足してくるから、

夜は先に寝ることを了承した。



その返事を聞いて、「今日からそうするね！俺髪乾かしてくるから寝てて！」

って洗面台へトコトコ駆けていった。

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