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｢そういえばアヤノ、最近どうなの？｣
『どうって、何が？』
｢仕事。｣
『あぁ。お陰様で忙しいよ。
ついこないだ、大きなプロジェクトを任されたばっかりだし。』
｢そっか、頑張ってるんだね。｣
ふいに パーカーの袖から覗く手を
きゅっと握られて、
ちょっとびっくりしてジフンを見ると
目を細めて微笑んでいた。
なんだか恥ずかしくなって、
パッと目を逸らす。
『じ、じゃあジフンはどうなの？仕事。』
｢いい感じだよ。新曲も仕上がってきてるしね。｣
『え、楽しみ！』
｢うん、待ってて。一番にプレゼントしてあげるから。｣
たわいも無い会話。
それが、もの凄く幸せ。
右側から伝わって来るぬくもりに
そっと体を預けると、
向こうも少し寄りかかってきた。
あたたかいミルクティーを飲みながら、
２人でそっと 雨音に耳を澄ませる。
しっとりとした時間が、
２人の間に流れている。
ベランダのてすりに落ちる雨粒のように、
きっと歳をとっていくのは
あっという間なんだろうな、と
なんとなく思う。
─── それでも。
隣で私の手を握っている彼となら。
いつもぬくもりをくれる彼となら。
一緒に、流れる月日を追って
歳をとっていくのも
悪くないのかもしれない。
今度は、ジフンが口を開く。
｢･･･雨、やまないね。｣
『そうだね。』
結局そのあとは沈黙。
でもそれが逆に安心できる空気になって、
私達にはちょうどいいんだと思う。
ふいに、私の右手を握っていた 彼の左手が
私の頭のよこに回って、
こてんと彼の肩に倒される。
『わ、』
15秒くらいの沈黙のあと。
おもむろに、彼が口を開いた。
｢アヤノ。
雨が止むのを待つ間･･･
暇つぶし、しない？｣
可愛い顔にしては低めの声で
耳元でそう囁かれて、
身体の芯がぼうっと熱くなる。
もちろん、断る理由なんてないから。
雨が、やむまで
暇つぶし。
END
❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁
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めろんぱん。
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めろんぱん(プロフ) - リコさん» ありがとうございます！ソノは、あざとさを出してみました笑 (2017年9月20日 23時) (
レス) id: 1dd62d4024 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - 初めまして！ソノカッコいいです^ ^カンダさんのお話よりもソノの方が個人的にドキドキしました笑 (2017年9月19日 0時) (レス) id: dcc51b1b96 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - かたつむりんさん» すみません、外しました！初心者で何も分かっていないもので、、ありがとうございました！ (2017年9月13日 20時) (レス) id: 1dd62d4024 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむりん(プロフ) - オリジナルフラグ外してくださいね！ (2017年9月13日 20時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2017年9月9日 0時
