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「…ん?」
俺が話していると、まーしいの視線が善逸のベットに向いた。
視線の先には、先程善逸が勝手に取ってきたと思われる饅頭。
俺は思わず言葉を濁す。恐る恐るまーしいの顔を見ると、まーしいはとびきりの笑顔を見せていた。
素敵な笑顔ですね。状況が状況だから怖いだけだけど。
「…善逸君。これは一体どう言う事だい?ん?」
まーしいはずかずかと部屋の中を歩いていき、善逸の襟を掴んで、善逸の顔に自分の顔を近づけた。もうこれで善逸は逃げられない。
善逸、ごめんねぇ。俺逃げるわ。
俺はまーしいと善逸、センラと話している炭治郎、そしてまた自信を無くしてしまった伊之助の横を通り過ぎて、部屋を出ていこうとする。
「…何処へ行くんですか優君。まさか君も食べたんじゃないだろうね、ひとつぐらい大丈夫だーって」
「…ギクリ」
鋭いでございます。まーしい。
「……本当にギクリって言う人いたんだ。」
そう合間で善逸が突っ込んでくる。俺達絶体絶命だ。
「…へぇ、ひとつぐらい、ねぇ。お饅頭、かなり減ってるけど、この量は一人で食べきれないよね…もしかして、美味しいから、二個や三個、食べたんじゃない?」
「…えへへ」
そう言って俺にも顔を近づけてくる。
こいつまた顔も良いんだよ顔も!そのぶん怖わいんだよ!
「えへへ…じゃあないやろ?ん?
…ルールも守れん悪い子には、お仕置が必要みたいやねぇ」
「ああもうまた始まってしもうた!まーしい人間に対してはすんごい暴力的なんよなあ、とりあえずにげろ!」
そう、まーしいはこの時代に来て、蝶屋敷で暮らすうちに、ルール違反をしたやつにはおもーい罰を与えるという一部分ヤバいやつになってしまったのだ!怪我しても全然お構い無し!サイコパスタだ。
元の面影は……充分あったわ絶対王政やったもん、元からヤバい!
そう思って善逸の方に逃げて、二人で隅っこの方へ避難する。でもそれは何も意味はなく…
「…さぁさぁ準備出来とる?」
「「ぎあああああぁぁぁ!!!!」」
俺達はどこからともなく現れたもう一人の不審者(って呼んでええやろ)に、木刀で叩かれるのだった。
…いや、鬼倒せや…
*
「志麻。木刀折れてますけど、どうしたんですか?」
「それはあんまり気にしないでくださいしのぶさん。元からです!」
「?」
十話 終わり
こんな感じです。これからもちょこちょこ書こうかなと悩んでいるのですが、書いた方がいいでしょうか?
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um(プロフ) - そうですかありがとうございます! (2020年7月27日 22時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - umさん» 下のコメントの続きです。あと、私も文章能力があまり良くないので、描写などが上手く書けていない所も全然あります。そこでストーリーを勘違いさせてしまっていたらすみません!上手く言えていなくてすみません。わざわざコメントありがとうございました! (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 違うアカウントから失礼します!(このアカウントはもう使えなくなってしまったので…中の人は同じです)ここの場合、柱合会議は歌い手様がストーリーに少し影響を与えている為、一部のキャラが協力的だったりしています。続きます。 (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
um(プロフ) - コメント失礼します!柱合会議の感じが違うと思うのですが………… (2020年7月27日 21時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - 火白.さん» 遅くなってすみません、ちゃんとレス出来ていませんでした。このコメントの下のコメントが返信です。 (2020年4月13日 12時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:筆ペン屋さん | 作成日時:2020年3月28日 1時