十二話 全集中 ページ4
お待たせしました更新です。
見てない間にすっごい伸びてた。
ありがとうございますびっくりしました。
＿＿＿＿
昼下がりのポカポカとした陽気が感じられる庭で、今日も俺はまーしいと共に素振り。
大分まーしいの鬼畜っぷりには慣れてきたけど、それでも疲れるもんは疲れるんです。
俺の顔を滴る汗、腕に響く疲労感。
それが全てを物語っています。
隣で澄まし顔しながら木刀振ってるまーしいが信じられない。貴方化け物？
「…千四百九十八、千四百九十九、…千五百!!!おしっゃああああ!!」
「よしっ!!素振りは終わりだ坂田!!」
俺は木刀をほおり投げ、地面に突っ伏す。
汗がどくどくと流れ、身体が熱くなっていて、もう気を抜いたら俺死んじゃいそう……
あれから数週間。
俺はまーしいから、呼吸法の基本でもある全集中の呼吸の正しいやり方や、筋肉の効率の良い使い方、敵の動きの予想の仕方や、関節の柔らかさを生かす曲げ伸ばし方等を習った。
いつも指導が終わったあと、まーしいと鬼ごっこ、反射訓練を機能回復訓練の時と同じやり方でやってもらってるんだけど、なんだかかなりついていけるようになった気がする。
辛い反面、ちゃんとやった分成長は見られるんだなぁと、しみじみと思った。
「すまん坂田、俺ちょっとお手洗い行ってくる！」
「……お、おう！」
息を切らしながらまーしいに返事を返す。
まーしいが走り去っていったあと、俺はひとまず水を飲もうと思い立ち、フラフラと立ち上がった。
たどり着いた縁側で、手前にきっちりと並べられていた水筒を手にとる。
現代の物とは違い、あまり機能も良くない水筒。この気温の中で最初の温度を保てるはずもない。かなりぬるくなっている。
それでも運動の後では美味しいのだ。水は。
「…ぷっはああ！！うんめええ！」
うん、うまい！こんなにも水が美味しいって前の時代では到底思えなかったんだろうなぁ。
運動してないし。炭酸ばっか飲んでたし。
さて、まーしいが戻ってくるまで、存分に休むか！
そんな事を思った俺は、縁側に座る。
だいぶ日が出てきて、日差しがギラギラと照りつけるようになってきた。
そんな中で、ときどき届く涼しい風を受けながら、さっきまで蓄積されていた疲れを癒していると、
「……ああっ！優！こんなところにいたのか！」
「…へあっ！？炭治郎、なんでお前ここにいんの？」
突然、屋敷の中から訓練に行っているはずの炭治郎に声をかけられた。
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きのこの里(プロフ) - コメント失礼します。もう更新する予定は無いのでしょうか…？出来れば無理しない程度に更新してくださると嬉しいです…！ (2022年8月31日 1時) (
レス) @page21 id: b722612dff (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！ (2020年12月28日 14時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
空き地 - 初コメ失礼します！読んでいてとてもおもしろいです！無理はせず頑張ってください！ (2020年7月12日 21時) (レス) id: e153c44a3c (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - haru☆さん» またコメントありがとうございます！ただいまです！これから少しずつですが更新していくので、ぜひぜひ見ていってください！ (2020年6月10日 16時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
haru☆(プロフ) - 待ってました〜！おかえりなさい！ (2020年6月10日 13時) (レス) id: e37ae2e853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：筆ペン屋さん | 作成日時：2020年5月8日 13時
