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先生が凄い剣幕で訴えているのは分かる
取り返しのつかないことを開き直ったのに怒っているのも分かる
一番教えたいことがそこにあるというのも分かる
「何を反省してるんだよッ！！
お前ら、いい加減目を覚ませよ
……変わってくれよッ！！」
『、ハ、ッ……』
声が徐々に遠くなる
耳鳴りがする
視界がぼやける
空気が、上手く入ってこない
違う、ちゃんと分かってる
先生が訴えているのは私達のためなのは分かってる
“＿何でアンタなんかがッ！！＿”
“＿謝れば良いってことじゃねぇよッ！！＿”
「何がいけなかったのか…
上辺だけで物事を見ないで、よく考えるんだよ！！」
違うよ、ほらまだ認識出来る
あれは先生だよ。そう、違う
ああ、でも…
隠れなきゃ。
バレないように隠さなきゃ
早く、止めなきゃ
ちゃんとしなきゃ
迷惑、掛けないようにしなきゃ
ちゃんと立って
バレないように、まずはここから逃げなきゃいけない…
「Aちゃん…？」
震える足に鞭打って、しっかりと息を吸うように意識して…
あれ、上手くいかない
そんなんだからだめなんだよ
もう一回、早くしなきゃ
…音が聴こえないはずなのに、誰かが近付いて来るのが分かった
だれ、
顔を上げるのが難しかった
俯いていなきゃ不安だった
ぼやけた視界の隅に入ってきたのは2本の脚
あれ？近い…
.
大丈夫、
私は、大丈夫…
大丈夫だから
『…っ、ぅあ……ハッ、…』
これ以上
こっちに来ないで
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もちもち(プロフ) - ユイさん» そう言っていただけると、とても励みになります。ありがとうございます！これからも精進していきますので、よろしくお願いします。 (2019年4月14日 21時) (
レス) id: 31f6343f7f (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 一気読みさせてもらいました！言葉の選び方とか全て含めて読みやすいし面白いです！ (2019年4月11日 22時) (レス) id: 40031fd2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2019年4月8日 23時
